鉄道会社の分類とは?

鉄道会社の分類とは?

鉄道会社と聞くと,国鉄が分割民営化されたJR各社や首都圏や京阪神などの私鉄がイメージされると思います。

 

しかし,鉄道会社のことを規定した鉄道事業法によると,普通イメージされる鉄道会社以外にもいろいろな形態があることが分かります。

 

鉄道事業法第2条によって分類される形態をご紹介しましょう。

 

まず,通常イメージされる鉄道会社は第一種鉄道事業を行う会社であると定められています。

 

これは簡単に言うと,自分で線路をひいて,自分で車両を持って,自分でその車両を運行している会社のことです。

 

それ以外にどういう形態があるかというと,まずは,第二種鉄道事業を行う会社があります。

 

これは,線路は他の会社の線路を借りて自己の保有する車両を走らせる会社のことで,一番イメージしやすい例で言うと,JR貨物のほとんどの営業区間がこの第二種鉄道事業にあたることになるのです。

 

次に,第三種鉄道事業を行う会社があります。

 

これは第二種鉄道事業の逆で,線路を第一種鉄道事業か第二種鉄道事業を行う会社に使わせることを目的として,線路のみを保有する会社を指し(いわば,第三種鉄道事業を行う会社と第二種鉄道事業を行う会社は大家と店子の関係になっているのです。

 

京成電鉄の路線と思われている京成成田空港駅付近の路線は,成田空港高速鉄道という第三者鉄道事業を行う会社の所有なのです。

 

あとは,JR西日本の学研都市線(片町線)とJR神戸線(東海道本線)を結ぶJR東西線の路線も関西高速鉄道という第三者鉄道事業を行う会社の所有になっています。

 

単に鉄道に乗っていると気付きませんし,別に気付く必要もないのですが,鉄道会社は複雑な経営形態を取っているのです。